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2023年4月7日
【初心者必見】初心者のためのゴルフコンペガイド
ゴルフを始めたばかりの人のみならず、「コンペ」とはどのようなものか分からない人も少なくはないでしょう。
今回は、コンペの種類や競技方式、1日の流れ等、コンペが何かわからない人に非常にわかりやすくコンペについて解説していきます。
事前に知っておくことで、スムーズに当日プレーができるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ゴルフコンペの種類
ゴルフコンペには、主催者や参加者の関係性によって主に3つに分類することができます。ここではゴルフコンペの種類についてご紹介します。
プライベートコンペ
会社内や取引先、友人など、ビジネスやプライベートな関係性がある人たちと開催されるコンペです。親睦を深めることや取引先の接待など、目的は様々ですが、みんなで楽しくゴルフをすることがメインです。
オープンコンペ
一般のゴルファーが参加できるコンペで、多くはゴルフ場や地方自治体が主催します。競技内容はスロースタートやハーフウェイ競技など、コースレイアウトに応じて様々な形式があります。勝敗に応じて豪華な賞品が用意されることがあります。
競技コンペ
ゴルフ場の会員による競技会や研修会などがこれに該当します。自身の腕前を確認できることから、中・上級者が参加することが多いのが特徴です。スコアを競うことを目的として行います。
ゴルフコンペの競技方式
代表的なストロークプレー以外にも数多くのコンペの競技形式が存在します。ここでは、一般的な競技形式からコンペで盛り上がる競技形式まで幅広くご紹介します。
ストロークプレー方式
前述したとおり、最も一般的な競技方式です。参加者がコースを回り、全ホールのスコアを合計して競う競技方式です。スコアが少ない方が優勝となります。これに加えてハンディキャップを設定することが一般的で、参加者の実力差を考慮したスコア調整を行います。
スクランブル方式
個人戦であるストロークプレーに対し、複数のプレーヤーがチームを組む団体戦なのがスクランブル方式。それぞれが打ったボールの中からチームで一番良いボールを選択し、次のショットを打っていく競技方式です。この方式では、全員が協力してスコアを大幅に改善することができるため、コミュニケーションを深めることができます。また、初心者や上級者が混在している場合にも、初心者のミスを上級者がカバーしてくれる安心感があります。
ベストボール方式
2人で1チームのペアを作り、同組内で競い合うのがこのベストボール方式。個人戦のストロークプレー、団体戦のスクランブルに対し、こちらはペア戦です。初心者や女性なども、上級者とペアを組めば上位入賞も可能であり、お互いが協力し合ってチーム間で楽しく競い合うことができます。
マッチプレー方式
2人または2チームで対戦し、各ホールごとにスコアを比較して勝敗を決める競技方式です。スコアが少ない方がそのホールの勝者となり、勝ったホールの数で勝敗を決めます。この方式は、技術の高さだけではなく、戦略や心理戦となるのが特徴です。また、自分自身や対戦相手と直接対決することができるため、緊張感があります。
ゴルフコンペで採用される主なルール
ゴルフコンペでは他のプレーヤーと気持ち良くプレーするためにも、独自のルールが定められていることがほとんど。その中でも一般的に用いられるコンペのルールをご紹介します。
6インチプレース
グリーンやバンカー内を除いたフェアウェイやラフにおいて、6インチ(約15cm)までなら無罰で置きなおして打つことができるルールです。もちろん、腕に自信がある人であればボールを動かさずにそのままプレーを続行することも可能です。
OKパット
パターでグリーンに乗せた後、カップからパターグリップの長さ(約30cm)以内の距離のボールは、直接拾い上げて打ち終えることができます。OKパットの場合、1打加算してホールアウトします。これにより、スロープレーを防ぐことができます。
1ホールの上限スコア
1ホールのスコアに上限を設けるルールです。一般的には「ダボカット」(ダブルボギー以上をダブルボギーとして計算する)や、「ダブルパーカット」(そのホールのパーの2倍を上限として計算する)などがよく用いられます。これにより、ハンディキャップが高いプレーヤーや初心者でも、プレッシャーを感じずにプレーできるようになります。
プレーイング4
ティーショットがOBになった時やロストボールになった時に前方に設置された特設ティーから第4打としてプレーを再開することができるルールです。特設ティーではティーアップして打つことが可能です。すべてのホールで設定されているわけではなく、設定されているホールと、されていないホールがあります。
ゴルフコンペの1日の流れ
コンペの流れは主催者によって異なる場合がありますので、事前に確認することが望ましいです。ここでは一般的なコンペの1日の流れについてご紹介します。
朝の集合
参加者がゴルフ場に集合し、受付を済ませます。受付では、参加費の支払いやスコアカードの受け取りなどが行われます。
開会式
全体の挨拶や競技のルール説明、注意事項の伝達、写真撮影、始球式などが行われます。
午前のラウンド
コンペの競技が始まります。通常は、4人1組でプレーします。
お昼休憩
午前中のラウンドが終了した後、昼食をとるための休憩時間が設けられます。
午後のラウンド
お昼休憩が終了したら、午後のラウンドが始まります。午前中と同じように、4人1組でプレーします。
片付け
ラウンドが終わった人から、ゴルフクラブやシューズを片付けます。
表彰式(閉会式)
競技終了後、表彰式が行われます。全体のあいさつや成績発表、表彰式、締めのあいさつなどが行われます。
解散
コンペ終了後、参加者は帰路につきます。
ゴルフコンペ参加時の注意事項
ゴルフコンペでは普段のゴルフとは異なる決まりや注意事項が存在します。ここでは一般的なルールも含め、ゴルフコンペ参加時の注意事項について紹介します。
ゴルフ場到着時の注意事項
・事前にゴルフ場までの道順を確認して、時間に余裕を持って到着しましょう。コンペ全体の進行に遅れが生じる可能性があるため、遅刻は厳禁です。万が一、集合時間が遅れそうなときは分かった時点で主催者に連絡しましょう。
・受付での手続きをスムーズに行い、キャディやカートの手配をする。また、スタート時間やペアの情報を確認しておきましょう。
・コースルールや注意事項については事前に主催者に確認しておくことが大切です。また、天候による対策やキャンセル規定についても確認しておきましょう。
プレー中の注意事項
・プレー中は、周りのプレーヤーの安全に気を配りましょう。打ったボールが大きく曲がって隣のホールに入りそうなときは、周りにその危険を知らせるために大声で「ファー!」と声をかけるなど、周りの安全に配慮した行動を心がけましょう。
・ファストプレーを心がけましょう。ゴルフはスタートの時間が決められているので、プレーが遅れると、コンペ参加者のみだけでなく、後ろの組でプレーする一般のお客様にもご迷惑をかけてしまいます。
・グリーン周辺でのマナーにも注意しましょう。ラインを踏まないようにしたり、打つ人の後ろや前に立って邪魔しないようにすることが大切です。
プレー後の注意事項
・ラウンド終了後には、速やかに主催者にホールアウトしたことを報告しましょう。着替えやお風呂に行く際は表彰式に遅れないようにスケジュールに沿った行動を心がけましょう。
ゴルフコンペのハンディキャップ
ゴルフコンペのハンディキャップは、初心者から上級者までなるべく優勝するチャンスが得られるように設けられています。ここではゴルフコンペのハンディキャップの種類や計算方法について紹介します。
新ぺリア方式(ダブルペリア方式)
18ホールのうち、設定された12ホール(隠しホール)のスコアをもとに各自のハンディキャップを算出する競技方式です。コンペで最も一般的に活用される方式で、運よりも実力の要素が強くなります。計算式が複雑であり、ゴルフ場で集計してくれることも多いです。
【計算式】(隠しホールの合計スコア×1.5-72)×0.8
ぺリア方式
18ホールのうち、設定された6ホール(隠しホール)のスコアをもとに各自のハンディキャップを算出する競技方式です。ギャンブル性が強いため、上記新ペリア(ダブルペリア)が開発されました。ただし、ゴルフ初心者でも、たまたま隠しホールにハマってシングルゴルファーと渡り合い、表彰式が盛り上がる醍醐味もあります。
【計算式】(隠しホールの合計スコア×3-72)×0.8
新新ぺリア方式
18ホールのうち、設定された9ホール(隠しホール)のスコアをもとに各自のハンディキャップを算出する競技方式です。ペリアと新ペリアの中間の方式で9つのハンディキャップホールを設けます。
新ペリアよりは運の要素が強く、ペリアよりは実力が反映されやすい方式ですが、ダブルペリア方式が長く使われ定着し、 あまり積極的に使われていないのが現状です。
【計算式】(隠しホールの合計スコア×2-72)×0.8
アンダーハンディ方式
各プレーヤーが事前に申告したハンディキャップを使って競う方式です。合計スコア(グロススコア)からハンディキャップを引いたスコア(ネットスコア)によって順位を決定します。
スクラッチ方式
ハンディキャップなしで順位を決める競技方式。18ホールをプレーして、少ない打数でホールアウトした人が、そのまま上位となる方式。
ハンディキャップを用いず、合計スコア(グロススコア)だけで順位を決定します。主にプロの試合がスクラッチ方式であり、実力差のあるプレーヤーが参加するコンペには向きません。
まとめ
ゴルフコンペはゴルフをプレーする者にとっては一生に何度も経験するもの。知らなければ恥ずかしいこともたくさんあるので、これを機に初心者を脱却し、誰に聞かれても恥ずかしくないコンペの知識を身に着けていきましょう。