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2023年4月1日
【脱初心者】ゴルフラウンドでの基本マナーを徹底解説!
マナーを知らない振る舞いは、他のプレーヤーに不快な思いをさせてしまうこともあるため、初心者でもラウンドデビューの際には最低限のマナーを押さえておきたいところ。
そこで今回は、ラウンドで覚えておきたいマナーについてまとめました。
堅苦しく感じてしまうかもしれませんが、基本のポイントを押さえてしまえば難しいものではありません。一人ひとりが気持ち良くプレーするために大切な心得として、まずはマナーの基本を知っておきましょう。
ラウンドでの基本のマナー
ラウンドの際の基本の心得は「プレーファスト」「邪魔をしない」「安全を守る」「コースを大切に」の4つです。まずはこの4つのポイントを押さえておきましょう。
「プレーファスト」を心がける
ゴルフには「プレーファスト(play fast)」という言葉があります。素早くテキパキとプレーしましょう、という意味です。プレーのペースが遅いと、同じ組の人だけでなく後続の組の人たちも待たせることになり、多くの人に迷惑がかかります。
初心者は特に、慣れないことが多く手間取ってしまいがちですが、前の組に遅れないように付いていくことが重要です。最初はまず以下のことを必ず守るようにして、スムーズにプレーできるように努めましょう。
- 素振りは2回くらいまでにする
- 使いそうなクラブをあらかじめ2〜3本持って移動する
- 予備のボールを3個ほどボケットに入れておく
- 移動は素早く、テキパキと行動する
ちなみに、9ホールを回る時間の目安(4人)は2時間~2時間15分程度です。
他の人のプレーの邪魔をしない
ゴルフは集中力がカギとなるスポーツです。まわりが騒がしかったり、視界に邪魔が入ると気が散って集中できなくなってしまいます。他の人の邪魔をしないように「音」と「立ち位置」に気をつけましょう。
- 他の人のプレー中はお静かに
他の人が打つときは、おしゃべりをしたり物音を立てることは慎みましょう。スマホをマナーモードにしておくことも忘れずに。
- 打つ人の邪魔にならないところに立つ
プレーヤーの視界の邪魔にならないように、正面側の離れたところか、斜め後方に立つのがベストです。安全面においても、ボールが飛んでいく可能性のある前方に立つのはNGです。
他の人の安全に気を配る
ボールやクラブが当たってしまうと大怪我になりかねません。安全への配慮は最も重要なポイントです。
- 人の近くでスイングしない
スイングをするときは、必ずまわりの安全を確認してから。
- 危険球は「フォアー」と叫んで注意喚起
隣のホールなど思わぬ方向にボールが飛んで行ったら、迷わず大きな声で「フォアー!」と叫んで危険を知らせましょう。
- 前の組の人がいる近くに打ち込まない
プレーファストを念頭に置きつつも、前の組との距離はしっかり保ってプレーしましょう。前の組の人に打球が届く距離でショットしてしまう「打ち込み」という行為は大変危険なので厳禁です。
コースを大切に
ゴルフ場は自然と共にあります。コースの環境が乱れたり傷ついているとプレーにも影響が出てしまうので、コースを大切に保護することもゴルフを楽しむ上で必須のマナーです。
- コース内は禁煙
クラブハウス内も禁煙としているコースがあるので、愛煙家の人は喫煙場所を確認しておきましょう。
- コースを傷つけないように心がける
不必要にコースを傷つけないように気をつけましょう。後述しますが、グリーンの芝は特に繊細なので注意が必要です。
- プレー中に傷つけてしまった跡は修復する
プレーのときにできてしまった痕跡はできる限り修復して状態を整えておくのがマナーです。
クラブで芝を削ってしまった時の穴(ディボット跡)は、目土という修復用の砂を穴に入れて、足で踏んで平らにならして修復しましょう。また、グリーン上にボールが落ちたときにできるへこみ(ボールマーク)は、グリーンフォークという道具で芝を寄せて直しましょう。
状況別・マナーのポイント
グリーンやバンカーは特徴のあるエリアです。基本の心得は同じですが、特にグリーン上は気をつけるべきポイントが多いので、場面ごとのマナーもしっかり確認しておきましょう。
グリーン上のマナー
グリーンは、スコアを左右するパッティングを行う重要な場所。芝が乱れたり傷ついていると、ボールの転がりに影響が出てしまいます。繊細なグリーンの芝を傷つけないように細心の注意を払い、他の人のプレーを妨害しないように配慮することが不可欠です。
- 走らない
走ったり飛び跳ねたり、シューズを引きずって歩くこともNGです。
- カップの縁を踏まない
カップの周りは特にデリケート。カップインしたボールを拾う時、カップの縁や周りを踏まないように気を付けましょう
- ボールマークを直す
グリーン上にできたボールマーク(ボールが落ちたときにできるくぼみ)はすぐに直すのがマナー。グリーンフォークを使って芝を中央に寄せ、パターの裏で軽く叩いて平らな状態に戻しましょう。
- 他の人のラインを踏まない
パットライン(ボールからカップへの道筋)の上を歩くと、その部分が少しへこんでボールの軌道が変わってしまいます。他の人のラインをチェックして、踏まないように注意しましょう。
- 打つ人の近くに立たない
グリーンではライン上に影が落ちることもパッティングの妨げになります。打つ人の邪魔にならないように、影にも気をつけて離れて立つようにしましょう。
バンカーでのマナー
コース上の様々なところにあるバンカー。ここでも守るべきマナーがあります。
- 傾斜の低いところから入る
バンカーへ入るときは、できるだけ傾斜が低いところから入りましょう。高いところから入ろうとすると土手が崩れて芝を傷めてしまったり、怪我の原因になることも。
- 跡をならして出る
バンカーショットの後は、レーキという道具を使ってショットの跡や自分の足跡などを綺麗にならしてから外に出ましょう。
心配りを大切に
マナーとは、まわりへの思いやり。皆が快適にゴルフを楽しむために大切な、心くばりのルールです。
最初はうまくできなくても、まわりを思いやる気持ちさえあれば、経験を重ねていくうちに自然とマナーは身についていくので大丈夫。まずはしっかりマナーを覚えて、ゴルフを楽しみながら心くばりのスキルも磨いていきましょう。