2023年8月1日

【トーナメント】楽天スーパーレディース2023

大会概要

7月27日から30日までの4日間、国内女子ゴルフツアーの楽天スーパー・レディースが炎天下の中で開催されました。今年の大会は特に暑さが話題となりましたが、その中でも選手たちは猛暑のなかで熱戦を繰り広げました。

本大会は2021年に新設されたもので、開催時期が夏であることから、暑さに関する配慮が必要な大会となっています。大会期間は4日間ですが、指定練習日やプロアマ戦などにも参加するため、選手たちは連日ゴルフに臨んでいました。暑さ対策として、大会主催者はトップ組を午前6時45分にスタートさせるなどの工夫を行いましたが、それでも午後には気温が31～33度に達し、選手たちにとっては過酷な状況でした。

大会中の気温は連日高く、最高気温は30日の最終日に33.7度に達しました。選手たちは暑さ対策を施しながら試合に臨んでいましたが、中には体調不良を訴える選手も出ました。熱疲労の蓄積や体調不良の影響で、棄権する選手も続出しました。しかし、医師の診断を受けてプレーを続行した選手もいました。

暑さ対策として、大会主催者はスタート時間の調整や補食ステーションの設置などを行いました。また、コース内には冷たいペットボトル飲料の補給場所が設けられ、選手たちの体調管理が行われました。

大会は激しいスコアの伸ばし合いの結果、19歳の櫻井心那選手が優勝を果たしました。最終日を迎える際には首位と2打差の15アンダーでスタートし、1番ホールの第2打をピンそば30センチに寄せ、幸先よくバーディーを奪いました。また、8番のショートホールでは15メートルを超える難しいバーディーパットも見事に沈め、その勢いは止まることありませんでした。

そして迎えた最終ホール、櫻井選手は通算21アンダーで逆転優勝を果たし、ツアー2勝目を手に入れました。

彼女の2勝目は19歳167日でのものであり、その偉業は史上4番目の若さでの記録となりました。メルセデスランキング上位組が不在の中、若手選手たちが熱い戦いを繰り広げ、大会は盛り上がりをみせました。

これらの大会を通じて、猛暑下での競技における暑さ対策の重要性や選手たちの奮闘が浮き彫りになりました。今後も安全かつ健全な環境での競技が提供されるために、さまざまな工夫と努力が求められています。選手たちの健康と熱戦が共に輝くゴルフの世界に期待が寄せられます。

結果

参考リンク

1. 大会公式ホームページ
2.  JLPGA【2023】楽天スーパーレディース