2023年12月25日

2019年改正のルールについて徹底解説

2019年のルール変更の主な目的は、プレー時間の短縮とゴルフの普及、そのため、従来のルールよりも緩和されたことがいくつかあります。

他にも変更点がたくさんあって覚えきれないという方もいらっしゃると思います。

今回は、特に初心者ゴルファーが最低限知っておくと良いルールを厳選して3つに集めましたので、ご説明させていただきます。

①一つ目はピンを抜かずにパッティングができる。

2019年以前はパッティングするときはピンを抜くのがルールでした。
2019年のルール改正で、ピンを抜かずにパッティングOKに。
ピンを抜く手間が省けるのと、プレー時間を短縮できるだけでなく、ロングパットの際に距離感が掴みやすいなど感じる方も多く、たくさんのゴルファーが本ルールを実践しています。

ピンを誰が抜くか、いつ抜くかなど、気を使わずにプレーに集中できるのも嬉しいポイントです。

②準備ができた人から打ってOK

例えば自分よりもピンから遠い同伴者がボールを探していたり、間違ったクラブを持ってきちゃった。
ちょっと待ってて、とカートに戻るなんていう場合、以前はピンから遠い人から順に打つのがルールでした。

本改正により、ピンからの距離に関係なく、準備ができた人から打ってOKとなり、スムーズなプレー進行のためにも、ぜひ先に打ってください、先に打ちますね、先に打つので気をつけてくださいね、など声を掛け合って、安全を確認した上で打つことができるようになりました。

③40秒以内にストロークすることが推奨

ストロークとクラブを振ってボールを打つ行為のことです。

旧ルールでは、ストロークの準備をしてから、いつ打っても良いことになっていましたが、本改正により、準備してから40秒以内に打つことが推奨されています。
ゴルフのプレー時間を短くするためのルール変更です。

④3分以内ボールが見つからなかったらロストボール

ボールが林などに飛んでいってしまった場合、旧ルールでは5分以内に見つける必要がありました。2019年改正のルールでは3分以内に見つけないといけなくなりました。見つからなかった場合はロストボールとなります。

ロストボールになった場合は1打のペナルティーが付けられ、ボールを打った場所まで戻り、再度打ち直しになってしまいます。厳しいルール変更ではありますが、プレー時間短縮のためでしょう。

⑤ドロップは膝の高さから行う

以前は肩の高さからドロップすることがルールでしたが、新ルールでは膝の高さからドロップするように変更されました。
これにより、ドロップの精度が向上し、狙った場所に落としやすくなりました。

⑥ホールごとの最大スコアを設定可能

新ルールでは、プレーヤーが事前に最大スコア（打数）を設定できるようになりました。
例えば、最大スコアを10と設定した場合、10打でそのホールのプレーを終了できます。
この変更は、プレー時間の短縮と初心者のプレーしやすさを目的としています。

⑦バンカー時の救済措置

バンカーに入ったボールを外に出す際に、2019年改正のルールでは2打のペナルティで救済措置を受けられます。
ボールとホールを結ぶ線上から基点を決め、そこから1クラブレングス以内の範囲でドロップ可能です。
また、バンカー内のルースインペディメント（小石など）を除去することもペナルティなしで許可されています。
しかし、バンカー内でソール（クラブヘッドの底を砂につける行為）は引き続き禁止されており、違反すると2罰打が課されます。

⑧その他様々な救済措置

距離計測器の使用可

距離計測器は、プレーヤーの位置からホールまでの距離や方向を測定する道具です。
以前のルールでは使用が許されていませんでしたが、改正されたルールにより、今では使用が許可されています。

地面に食い込んだ場合、無罰で救済可能

ジェネラルエリアでボールが地面に埋まった場合、ペナルティなしで救済措置が取れるようになりました。
ボールが埋まった地点から1クラブの長さ以内にボールをドロップしてプレイを再開できます。

偶然の2度打ちはペナルティーなし

打ったボールがキャディや他の物に当たってしまった場合も、新ルールではペナルティは課されず、そのままプレイを続けることができます。

ボールが何かにあたった場合もペナルティーなし

打ったボールがキャディや他の物に当たってしまった場合も、新ルールではペナルティは課されず、そのままプレイを続けることができます。

ボールの捜索中にボールを偶然動かしてしまった場合もペナルティーなし

ボール探索中に偶発的にボールを動かしてしまった場合、旧ルールではペナルティが課されていましたが、改正ルールではペナルティはなく、元の位置か推定される位置にボールを戻してプレイを続けることができます。

OBの処置に新たな選択肢が加わる

ボールがOBになった場合の処置に新しい選択肢が追加されました。ボールがOBを横切った付近から打つことができるようになり、その場合は2打のペナルティが課されます。

まとめ

いかがだったでしょうか？ゴルフはルールがたくさんあるので、最初は戸惑うこともあると思いますが、2019年のルール改正は初心者にとって、ラウンドが優しくなるのも多いので、ぜひ覚えておきましょう。

今回は2019年改正のルールについて解説しました。

今後も初心者ゴルファー向けに解説記事を作っていきますので、こんなことを聞きたい、こんなことがわからないなどありましたら、ぜひ当店までご連絡ください。

皆さんが少しでも参考になっていただけたら幸いです。

 

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